いいところ

木の良さ

木の家が住む人に優しいのは、なぜだと思います? それは豊かな森にかこまれた日本、その森が育んだ日本の気候に、木はとても適しているということ。じめじめしがちな夏には、優れた調湿機能で涼しさを提供してくれ、寒い冬にはあたためた温度を保つ機能を発揮してくれます。

そしてもうひとつが、ありふれた日常の中で感じるさりげない心地良さ。 木に囲まれた家は純粋に気持ち良く、木の清々しい香りや感触も、私たちを穏やかな気持ちにさせてくれます。

「びんご町家」では、このように木をしっかり使っている事に加え、紙や土などの自然素材をふんだんに使って建てられています。それらは家の一部になっても呼吸し続け、室内をいつでも清々しい空気で満たしてくれます。 素足で家の中を歩く気持ち良さ、深呼吸したくなるキレイな空気を感じて欲しい、それが私達の想いです。

自然の力

私たちが家をつくるときに大事に考えていること。それは、住んでいて気持ちが良い家であること。夏は窓からのぞく木々の緑、その木々がつくりだす庭の木陰、すっと吹き抜ける爽やかな風。冬は大きな窓から差し込むぽかぽかとした木漏れ日。こんな日常のさりげない心地よさが感じられるのも、「びんご町家」が、太陽の光や風などの「自然の力」を上手に取り入れた設計をしているからなんです。

電気を使って快適をつくりだす現代の家。それに対する疑問から私たちの家づくりは始まりました。そこには自然とのやりとりに長けた古くからの知恵や工夫に加え、しっかりと計算された家づくりがあるのです。

循環する恵み

食べ物に「地産地消」という言葉があるように、家に使う木材も地域産を使うことに大きな意味があります。

「びんご町家」では、広島県産の杉の木を使っています。木は家になってからも呼吸し生き続けるため、同じ気候・風土で育った木ならば、自然と家に順応してくれるというわけなんです。また地元の森が育んだ木材を使うことで、地元の林業も活発になり、私達が住む土地を安定させる効果も。木の家を建てることは、緑豊かな日本の自然を守ることにも繋がっているんですね。

景観を思いやる

調和を大切にし統一されたデザインで、美しい景観をつくりだしていた昔の街並。しかし、様々なスタイルの家が建ち並ぶ現代の風景には、残念なことに日本の町がもっていた美しさが失われているように感じます。

「びんご町家」は、景観に対する配慮を決して忘れません。それは家がそこに住む人のものであると同時に、家の前を行きかう人のものでもあり、そして街全体のイメージをつくりだすものだからです。

庭に木や草花を植えることも、住む人には部屋の一部として、外を通る人には町を彩る風景のひとつとして豊かな気持ちをつくりだす。自分だけじゃなくて、町全体を考える思いやりの気持ちが「びんご町家」にはあります。

多様性を取り入れる

桔梗やりんどうなど、今まで身近に咲いていた日本固有の自生種が、次々と「絶滅危惧種」に指定されているのをご存知ですか?

「びんご町家」では、備後地域における住文化〈町家因子〉を調査しつつ、土地に自生する草花の発見・保護を行う取り組み「一坪里山」を行っています。つまり、地元に息づいてきた木や花がつくりだす風景を、自分の家の庭から守っていくということ。庭を〈種の保存〉の最前線にしていこうと考えているのです。これってちょっと素敵じゃないですか?

生活の変化に応える

家づくりを考える時には、「リビングに寝室、子ども達の部屋も必要だし…」なんて、どんな部屋をどれだけ作るかで考えがちですよね。だけど将来子ども達が独立したら、使わなくなった部屋はどうなりますか?

「びんご町家」は、計算された設計によって、頑丈で安全な構造を持っています。だから内部は仕切りの少ない開放的な空間になり、その時のライフスタイルに合わせて変化させることが自由に。例えば家具や簡単なパテーションで仕切るなど、家族の存在を感じながら程よいプライベート空間を作ることもできます。こんなフレキシブルさも、長く住める家の秘訣なんですね。

長期優良住宅に対応する

「びんご町家」の設計・構造は長期優良住宅にも対応しています。

長持ちする家

数世代にわたり住宅を
引き継ぐ事が出来る家。

地震に強い家

稀に発生する地震にも、
しっかり対応。

省エネな家

環境のことを考えて
次世代エネルギー基準に。

木の香は長期優良住宅の条件を満たしています

メンテナンス
しやすい家

普段は見えない配管も
きれいに配置。

地域のまちなみ・
環境と調和した家

全体のバランスが
日々の暮らしに安心。

必要な広さを確保して
暮らしやすい家

住み心地の良いサイズ
設計。